キツネの通り道

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キツネは雪の中に足跡を残して、軒先から軒先へと伝っていく。

3.11、まだ北海道では雪がどっさり残っています。東日本大震災から早13年、そして、今年能登半島でも1.1に大きな地震と津波がありました。伝承せよ、後代に残していけ。今後に伝えよ。

『旧約聖書』のノアの方舟のお話は、それ以前にあった古いメソポタミアのギルガメシュ叙事詩と類似していることが知られている。古い伝承は、神話や物語のようになってもよいから、伝えていかねばならない。

キツネが雪の跡を縫うように隣から隣へと家の軒先をまわって歩いて行くように、人々も、キツネに倣って隣から隣へと伝承を紡いでいかねばならない。どうやって、人々は危機を乗りこえてきたのか、どうやって、智慧をしぼってきたのか。。伝えよ。智慧の生き物たちよ。

古いものを遺して物語を伝える過去世物語は、人類の大切な財産である。

金銀だけではない。伝承されたものは智慧の詰まった大切な財産である。生き物たちが、基本は変わっていないことを知らねばならない。

そして文明が進んで新しい組織や制度を作っていったとしても、生はあいかわらずあり、死はあいかわらずある。死は、すべての生き物にとって苦しみであり克服したいものなのである。

過去から輪廻するわれらは、一匹のキツネである。他の動物たちとともに暮らしてきて、足跡を残してきたのである。必要な情報を受けとり後世に伝えていけ。輪廻世界は、キツネの通り道である。

コメント

  1.  春間 則廣  より:

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    過去から輪廻するわれらは、一匹のキツネである。他の動物たちとともに暮らしてきて、足跡を残してきたのである。必要な情報を受けとり後世に伝えていけ。輪廻世界は、キツネの通り道である。
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       われ“ら” のこと を  言っていては いけない

     羅列する 方々・等々 を 見つめる “ 眼 ”
           親鸞 は  “ われ を みる ”
        「 我 」  の  “ うちに そとに ” 割れ があり 世界がある
      ワレ は ( 分ける為の )   “ けいかい ” に 過ぎない
          警戒  しなければならない  さだめ を 作るに過ぎない
           逆いめ から 覗く      「 慢 」 華鏡 に 遊ぶ
     ワレ は ( 分ける為に )  境目 から 事物の境界 を 見出す

       遊ぶ フミ を つくり  文恵 に 遊ぶが悟得 
         得々 と  踏みしめる  道に起きている
          「 我 」 眼   と     正法眼蔵
      どのように( いかに )  正法 は 法眼 に 顕れるか

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    生はあいかわらずあり、死はあいかわらずある。死は、すべての生き物にとって苦しみであり克服したいものなのである。
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       われ は どこにもない
          ないところにおきる  生死
       起こしている・起こされている   「 苦 」
       起こすゆえに あるにすぎない  「 生 」
       あるなき ・ 有無  に 泣き  有無 に 笑う
        生む ところに 生まれ出る  無き  ワライ
       わらい の  ゆらい を   覗き込む
        吾 に起きて  輪 に 廻る  喩 来たる
            ぬるま湯 に つかる  麻喩 が 大好き
        大酒のみの しょうべい・生売 は  宝の持ち腐れ  
            逸れ で   死ん生      つぶした
            思惟 の  「 至勢 」 に  聞く  姿勢

         克服しようとする 姿勢   が
         克服 ( される 主体 )  を
         生んでいて 踏んでいる  を  知らず
       ( 知らずに  踏んでいる  足元から起きている 自 影 )

       影 に 囚われて   光との境界 を つくる  「 翳 知 」 

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         世界は、キツネの通り道である。
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        「 世間 」 は  「 道 」 に酔って
         通り道   を   あゆむ その悪し
         境目の上 に   ふらつくに似たり

        「世」 界  は   寄せる瀬音 の 吾得 に 起きている

  2. ぎんた より:

    あ、そうそう!『神と黒蟹県』にきつね出てきましたよ~「妻である」とか言って。
    神より威厳あるぐらいな感じでした。