肩こりが少し癒えてきました。この隙に書くぞ、っと。
「諸法無我」と言われる教えがあります、諸法とは、諸々のことば、ということです。そう受けとめてかまわないと思います。
「諸法無我」を解釈すると、一つには「ことばは自己ならざるものである」ということで、ことばは、一人歩きをする、ととらえることができます。その意味で、わたしが言ったことばは、わたしではないし、わたしのものではない、のです。もちろん、わたしの本質でもありません。
そんな意味だったの?
そうですよ、そんな意味「も」あるのです。まだまだ違う意味もあるけど、そんな意味もあるのですよ。ネットに拡散されたことばは、すでに言った本人の手を離れて一人で歩いて行きます。
だから「我が社は、プラットフォーム(場所)を提供しているだけなんですよ」という意見も出てくるのですが。。
だけどだけど、プラットフォームのことを考えて、それを整備する人もいるのです。
その名も法蔵菩薩。プラットフォームを完璧に作って「極楽世界」と名づけたのです。悪趣のない世界です。
やがて法蔵菩薩は阿弥陀仏となって、極楽世界に、苦しみ悩んでいる生き物を招きます。
たしかに「プラットフォームを提供しているだけ」という考え方もあるかもしれない。だけど、そのプラットフォームを最初に整えようと考えて作業をする人々もいるのです。幸せになるため、いや、苦しみのない世界を築くため、働く生き物たちがいるのです。彼らのことを、諸法無我とも称するのです。「わたくし」のない働く生き物は、すでに「法(ダンマ)」となっているのですから。
「所場代、場所代」という恐ろしいことばのない世界がいいですう。だから、多くの生き物たちは、地球のどんな環境にも棲んで諸法無我を実践しているのです。
あれ、こんなことを書こうとしていたんだっけ。ま、いいか、あってるみたいだし。
コメント
先生、肩こりが癒えてきてよかった(*^^)v
重病が潜んでる場合もあると聞くので心配でした。
>「諸法無我」と言われる教えがあります、諸法とは、諸々のことば、ということです。そう受けとめてかまわないと思います。
以前これと同じのをマニカナで拝見して私には違和感がありお尋ねしました。
言葉ではなく具体的な事物について諸法無我は言われるのではないのかと思っていました、ってことで、山というけれど木々や草花、土や岩などで構成されていて、そうしたことを指すのでしょう?と。
でも、山も草も石も土もことばを離れてはそれぞれ表現できないのですよね。
山ということばがあるけれど山と言い表される山そのものも無我だし、山という言葉も無我だからこそ多義的に使用される。
山という言葉はお相撲さんの名前にも使われ、山ほどとか山盛りなどにも使われたり、「動かざること山のごとし」なんてのもありますね。
草にいたっては、嘲笑のwwwを草と言ったりもするけれど、薬草でもあります。
最近、偉い方たちが失言で失職するというのがよく報道されます。
目の前のものにリップサービスしようとして他を貶してしまったり、軽口のつもりが相手はそうは取らない暴言だったり。
言葉は無我なのでそれらを善き組み立てとして使うことが大切なのだと思います。
*
良い面 も見えてきた
けれど
それを支える 悪い面 は
両方を支える ” 縁起 ” に 「 縁起 」 して 起きる
「 縁起 」 を 知る ということは
深淵なることで 百丈 を 望む という 臨み方
・
*
「 説似一物 即 不中 」
『碧巌録』第53則
大智 禅師 南宗禅
南宗禅 五家七宗
宏智 正覚 曹洞宗
「一日不作一日不食」 百丈懐海
「 正法眼蔵 」 < 行持 >
「 衆の作務に. くははらざることを
うらむる意旨. なり
これを百丈の一日不作一日不食 」
・
赤い実さま おはようございます。
>肩こりが癒えてきてよかった(*^^)v
ありがとうです。ほんと! 辛かったです。きんに君の体操もそれらしく真似しています。全然似てない、っていわれそうだけど。
>言葉ではなく具体的な事物について諸法無我は言われるのではないのかと思っていました、ってことで
具体的な事物もいわれそうだけど、おっしゃるように「ことばを離れてはそれぞれ表現出来ない」ということで「ことば」でいいかなと思ってます。
つまり、ことばで言われたものから来るイメージや具体的な事物ですよね。
たとえば、「山」といわれると、「山」ということばから来る概念をイメージに使っていますね。
沢山あげていただきました。ありがとうです。
>嘲笑のwwwを草と言ったりもする
あ、そうなんだ! 見た目 www 草に見えるからかな。。
>最近、偉い方たちが失言で失職するというのがよく報道されます。
ほんとに、多いですね。ことばの行いは、心と連動するので、つい思ってることが出ちゃったりするのかも。
>言葉は無我なので
ほんとですね。ここを忘れないようにしたいです。
五蘊無常
五蘊盛苦
五蘊非我
必要最小限のミニマリストがいいですな
五蘊に映る世界を語り、世界それ自体には沈黙する